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冲セキ、墓石にガラス活用−デザインで差別化

 【横浜】冲セキ(川崎市川崎区、緑間浩市社長、044-221-1114)は、川崎市内のガラス工房と連携し、ガラスを使った墓石の販売に乗り出す。新作の墓石の第1弾は6月の発売を予定する。2017年には120基、6000万円の売り上げを見込む。顧客ニーズの多様化から国内で多く使用される和型三段墓以外の墓石デザインを積極的に取り入れ、他社と差別化する。

 冲セキは11年1月に東京ガラス工芸研究所(川崎市川崎区、松尾敬子所長、044-277-8178)などガラス工房5社、川崎市、川崎市産業振興財団と「メモリアルガラス研究会」を設立。2カ月に一度、研究会を開催し、情報収集やガラスのデザインなどについて協議を重ねてきた。同研究会の取り組みは、12年2月に経済産業省の地域産業資源活用事業計画の認定を受けた。

 今後、ブランドとしての「かわさきガラス」を構築し、墓石以外の工業分野との連携も視野に入れる。

 川崎市は市内に多くのガラス工芸家が工房を置いていることから、07年度に「川崎市ガラス工芸振興事業検討懇親会」を立ち上げるなど、市を挙げてガラス工芸の振興に取り組んでいる。

 冲セキは91年に緑間社長が創業。当初は中国から御影石や大理石などを輸入して土木・建設業界に卸す事業を手がけていたが、03年に墓石の卸売業に専念した。


【2012年4月5日 日刊工業新聞社】