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和歌山・橋本会議所、柿渋で無添加せっけん−加齢臭を抑制

 【和歌山】和歌山県の橋本商工会議所は、橋本市内産の柿から抽出した柿渋を含むオリジナルせっけんの試作品を開発した。市内に生育している無農薬の柿を回収、柿渋効果で体臭抑制が見込める機能性せっけんとして今夏までに試験販売を始める。市内の観光案内所や橋本ブランド品紹介サイト「高野山麓」などを通じて半年間ほど販売し、橋本市の全国へのアピールや市内産業の活性化に結びつける。

 地元企業であるキセイテック(橋本市)が、橋本産の柿から柿渋を抽出。他県のせっけんメーカーの協力も得て、柿渋せっけんとして製品化する。開発品は保湿機能が高く、加齢臭対策も期待できるという。価格は1200円程度を検討している。十数人のモニターによる使用感の調査結果を基に改良を加えて販売する。

 柿以外にも、かんきつ類の一種で橋本市内産のハッサクを香料に採用した。遊休地で自生している柿、ハッサクを使用するため農薬類を含まない。さらに防腐剤や合成着色料といった化学成分も使用しないなど、天然成分中心の無添加せっけんとして商品化する計画。好評ならば販売継続も検討する。

 橋本商工会議所は、地元産品を使った地域ブランド商品の開発販売事業を2010年3月にスタート。これまでに採卵期間を終えたニワトリ(ひねどり)を使った食材や、市内の西畑地区で産出されるゴボウを練り込んだ特製あられなどの企画開発や販売に取り組んでいる。オリジナルせっけんも、同事業強化策の一つとして開発を進めてきた。


【2012年3月14日 日刊工業新聞社】