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東日本大震災1年/岩手から養殖ワカメ「まもなく出荷」

 「もうまもなく出荷だな」。岩手県陸前高田市の広田湾で水産加工業を営む山六水産の佐藤研さんはブイを吊り上げ大きく育ったワカメを見つめる。

 東日本大震災前は個人で養殖業を営んできたが、現在は被災を免れた数少ない設備などを地域の漁業関係者らが共同で利用する。広田湾漁業協同組合が希望者を募り、ワカメ養殖には佐藤さんを含む8人が参加。今までにはないチームワークを必要とする共同作業での養殖を再開した。

 ワカメの種は沖合の施設にかろうじて残ったメカブから採苗。2011年10月に種付けが始まった。長さ200メートルのロープ2本を1組にした40台の養殖場が海に浮かぶ。今期は生ワカメの総量で200トンを収穫したいという。ワカメは取引先の理研ビタミンにすべて卸す予定だ。(編集委員・田山浩一)


【2012年3月9日 日刊工業新聞社】