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大震災1年/燕三条地場産振センター、地域連携で医療器具−いわて産振センターと開発

 【新潟】燕三条地場産業振興センター(新潟県三条市、鈴木力理事長=燕市長、0256-32-2311)は2012年度から、いわて産業振興センター(盛岡市)との地域間連携で、コバルト合金新材料を用いたハサミやピンセットといった医療用器具などの製品を開発する。今後成長が見込まれる医療機器関連分野への燕三条地域の企業の進出を促すとともに、東日本大震災からの産業復興に期待している。

 岩手県では産学官の連携により、耐摩耗性に優れ、かつニッケルをほとんど含まず生体適合性に優れたコバルト合金新材料を開発している。また、新材料を用いて人工股関節などの医療用製品の試作開発も進められている。

 新潟県の燕三条地域は金属加工が盛んな地域。表面研磨や鍛造、プレスなどを得意とする業者が多く集まる。今回の連携では、燕三条地域企業が長年培ってきた金属加工技術を生かし、コバルト合金新材料を用いて医療用器具や、高機能刃物、産業用機械部品などの開発を進めていく。参画を希望する地場企業の募集などは今後詰める。

 岩手県側にとっては、岩手発の新材料の利用拡大が期待できる。また、燕三条側にとっては、新材料を扱うことで地場企業の加工技術の高度化や、成長産業である医療関連分野への進出も期待できる。今回の連携は11年9月に燕三条地場産センターが開いた展示会に、いわて産業振興センターが出展したのがきっかけで実現した。


【2012年3月9日 日刊工業新聞社】