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東京・墨田区、キッザニアと連携−“江戸の職人”子供が体験

 東京スカイツリー(東京都墨田区)に上った後は、伝統工芸で職人体験を―。墨田区と区内製造業者は、キッザニアを運営するKCJ GROUP(中央区)と共同で、子供向け職場体験プログラムを開発する。JTBとも連携し、8月をめどに開発したプログラムを旅行商品として販売する。5月22日のスカイツリー開業を契機に、地場産業と観光を融合した商品を提案し、観光客の取り込みと地域経済の活性化を目指す。

 墨田区は職場体験プログラムの開発や販売のため、2012年度予算案に393万円を新規計上した。江戸切子や屏風(びょうぶ)、皮革製造業者など伝統工芸関連を中心に約10社を募集し、KCJの監修のもとプログラムを開発する。主な対象は小学4年―中学3年生。職場体験は各事業者の工房で行う。同区産業経済課では、「親方と弟子の関係を体験しながら、職人の心構えを学べる内容にしたい」としている。

 開発したプログラムは「アウトオブキッザニアin墨田区(仮称)」として商品化を予定。JTBが運営し、ファミリー向けに体験プログラムなどを扱うコミュニティーサイト「旅いく」で販売する方針だ。またスカイツリー来場者から直接問い合わせがあった場合などは、墨田区観光協会の協力を得て対応することも検討する。

 KCJはこれまでキッザニア東京(江東区)などの施設外で行う職場体験プログラムを、長野や沖縄などで実施してきた。墨田区との連携は東京23区では初の試みとなる。

 同区ではスカイツリーの開業で増加が見込まれる観光客にモノづくりをアピールし、区内の工房に呼び込むことで回遊性の向上も図る。


【2012年2月23日 日刊工業新聞社】