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農水省、茶業と茶文化の振興に関する基本方針案−医療分野など用途開拓

 農林水産省は茶業と茶文化の振興に関する基本方針案をまとめた。ペットボトル茶の伸びが一巡し、最近になって消費量が減り始めた茶の拡大策として、若い世代の生活様式に合わせた楽しみ方提案が必要だと指摘。具体的には和食や和菓子と連携した提供法の工夫、洋食とのコラボレーションなどをあげている。また緑茶でがん予防効果や血圧降下作用などが言われている事実に着目し、成分を活用し医療分野をはじめとする新用途の利用や商品開発を進めるべきだと提言している。

 学識者の意見や食品メーカーのヒアリングなどをもとに、農水省がまとめた。田畑を広げにくい中山間地域では茶が重要な基幹作物になっていると指摘、振興策を提言している。

 作業道が整備されていない茶畑を機械化に対応したものに整備するとともに、生産者による製造から小売りまでの自園自製自販の取り組みを推進。流通業の中小事業者と生産者の連携も進めるべきだとしている。

 また、今後高齢化で生産者の離農が予想されることから、保有茶園が荒廃地にならぬよう意欲ある経営体への集積化の支援や、単一品種だと気象災害にもろいことから、複数品種で危険分散を図る重要性にも触れている。


【2012年2月20日 日刊工業新聞社】