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池田町ブドウ・ブドウ酒研など、オール十勝でリキュール開発

 【札幌】池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(北海道池田町)と帯広畜産大学は8日、砂糖大根(ビート)を原料としたビートリキュールを産学官連携で開発したと発表した。「ビートのこころあわせ」の製品名で地元のスーパーなどを通して、11日に北海道の十勝地域限定で発売する。同大学によるとこれまでにビートを原料とした酒類の開発に挑戦した事例はあるが、市販までこぎ着けたのは国内で初めて。
 原料のビート、醸造用酵母は地元産。研究開発や製造も含めて“オール十勝”の力で製品化した。希望小売価格は500ミリリットル入り980円。アルコール分は25%。「十勝ワイン」などの製造も手がける町営の同研究所がまず6500本を製造。当面、ビートから作られる原料のビート糖蜜の調達可能量で製造できる年1万本の販売を目指す。
 同研究所の内藤彰彦製造課長によると「ビートの土くささの除去」が課題だったが、醸造工程の迅速化やワインを貯蔵するオークたるの活用などで克服。においが気にならないスッキリした飲み口のリキュールに仕上がった。勝井勝丸池田町長は「十勝の多くの人たちの心がこもった商品」と、ワインに次ぐ柱になることを期待している。
 開発には両者のほかに日本甜菜製糖、東京農業大学、帯広畜産大発ベンチャーのニュテックスが参画した。


【2012年2月9日 日刊工業新聞社】