HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

サイエンス・クリエイト、植物工場の事業化検討−7月からトマト実証

 【名古屋】サイエンス・クリエイト(愛知県豊橋市、後藤圭司社長、0532‐44‐1111)は、光や温度などを制御して農作物の収量増を図る植物工場の研究開発や普及を促す「植物工場研究会」を4月をめどに立ち上げる。農業が盛んな地元の愛知県東三河地域や静岡県遠州地域の企業や大学、農家を集めてトマトなどの高収量化技術を確立するほか、植物工場の農家への販売を事業化する。

 サイエンス・クリエイトは愛知県や豊橋市、民間企業などが出資する第三セクター。研究会では4月から月1回のペースでセミナーを開き大学やメーカー、食品流通業者、農家などがそれぞれのノウハウやニーズを持ち寄り、植物工場の研究開発テーマを探る。2013年春には農作物の高収量化や高品質化、植物工場と農作物の販路開拓やブランド化などテーマごとにプロジェクトを立ち上げ、トマトや青じそ、花きなどの植物工場の事業化を目指す。

 プロジェクトの一つとしてサイエンス・クリエイトと豊橋技術科学大学、地元企業が共同で7月からトマトの植物工場の実証実験を行う。光や温度、湿度、二酸化炭素濃度、養分を制御し、100平方メートル当たりの収量を従来の2―2・5倍の年間50トンを目指す。

 31日には豊橋市の豊橋サイエンスコアで植物工場のセミナーを開く。大学や企業、民間非営利団体(NPO)法人が植物工場の開発動向などを講演するほか、センサーや養液供給装置などの展示会を開く。このセミナーを皮切りに研究会の参加者を募る。


【2012年1月27日 日刊工業新聞社】