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「瀬戸内海賊物語」、今秋クランクイン−「撮影」と「地域振興」二本立て

 映画から地域商品や観光ルートなどを創出して地域振興―。2012年秋に撮影が始まる映画「瀬戸内海賊物語」(大森研一監督)は、映画の中で使うオリジナル品を地域商品とし、複数の撮影現場を観光ルートにする計画だ。平成プロジェクト(東京都千代田区)が主導する同物語制作委員会は、この取り組みに賛同する企業からの寄付金を製作費に充てる。出資企業にはエキストラとして映画に出演する機会を提供する。

 この映画の舞台は瀬戸内海。水軍の子孫にあたる小学6年の女の子とその友達が、しょうゆ蔵で偶然発見した宝の地図を頼りに水軍が隠した財宝を探し出す冒険物語。11年8月に開催された「瀬戸内国際こども映画祭2011」の脚本賞でグランプリを受賞した作品が原作で、14年夏に公開する。

 撮影は香川県の小豆島や愛媛県今治市、広島県の因島が中心になる予定で、映画から派生するものを地域開発や地域振興につなげる。映画公開後に、小道具やロケ地がブームになることはあるが、前段から映画撮影と地域振興を同時に進める例はほとんどないという。「本当の地域映画を作りたい」(大森監督)思いだ。

 寄付金は一口10万円。同映画は、企業メセナ協議会の助成認定を受けており、企業メセナ協議会を通じた寄付は、所得税、法人税の控除を受けられる。問い合わせは平成プロジェクト(03‐3261‐3970)へ。


【2012年1月25日 日刊工業新聞社】