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サラヴィオ化粧品、温泉泥から藻類培養−肌荒れ改善美容化粧品発売

 【大分】サラヴィオ化粧品(大分県別府市、浜田拓也社長、0977‐75‐8575)は、同市内の温泉泥から、抗炎症効果があるといわれる藻類を培養する技術を開発した。藻類が分泌する脂質成分を抽出し、肌荒れ改善を目的とした美容化粧品を4月に商品化する。温泉泥にいる微生物を国内メーカーが培養、商品化するのは初めてという。

 培養する藻類は80度C以上の温泉泥に生息し、温泉に含まれる有機物を栄養分とする。藻類を培養する最適条件を整えるため、光量制御などを検討。独自の培養・発酵技術を改良して、通常3カ月かかる培養期間を1週間程度に短縮する技術も開発した。培養後に抽出した発酵エキスはゼリー状に加工、美容化粧品として全国で販売する。ホームページや販売代理店を通じて初年度1億円の売上高を目指す。

 海外ではすでに、藻類の脂質成分が皮膚の炎症を抑える効果があることが確認されている。しかし日本では「熱や放射性物質に注目した温泉療法はこれまで認知されてきたが、泥中に生息する特定微生物を使った治療研究はほとんど行われていなかった」(浜田茂会長)という。

 同社は原料の研究開発から製造販売までを一貫して行う化粧品メーカー。11年3月期売上高は約10億円。


【2012年1月24日 日刊工業新聞社】