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広島県など、酒米の新品種開発へ−22年度以降に製品化

 【広島】広島県は2012年度から10年間、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)近畿中国四国センター、広島県酒造協同組合などと、酒造好適米(酒米)の新品種開発の共同研究を行う。栽培から加工までの各機関が一体となって、収益性の高い良質な清酒製造を可能にする酒米開発を目指す。県内の酒米生産者、酒造業者の競争力強化に結びつけようとしている。

 共同研究は広島県の県立総合技術研究所、農研機構、全国農業協同組合連合会広島県本部(JA全農ひろしま)、広島県穀物改良協会と酒造組合の5機関。新品種は酒米生産者と酒造業者のニーズで多収、高温障害耐性、心白、軟質の4指標に着目。これまでの特性を上回る酒米を目指す。

 12―15年度は、異なった親の約60組み合わせ交配、世代促進に取り組み、16―18年度は、出てきた約3000の個体・系統から五つを選抜。19―21年度に県内での栽培適性、清酒製造適性などを評価して一つに絞る。22年度以降に酒どころ広島らしい高品質な“売れる酒”の新たな製品化に取り組む方針。


【2012年1月12日 日刊工業新聞社】