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農水省、産地連携で海外展開−品目別に調査開始

 農林水産省はアジアなどへの農林水産物輸出の拡大に向け、青果物や鮮魚など品目別に関係団体の聞き取り調査を始めた。リンゴやミカン、和牛、日本酒など輸出拡大が見込めそうな約50品目をリストアップ。調査結果を基に、産地ごとに手がけていた輸出促進の取り組みに横串を通し、地域の枠を越えた連携や新しい戦略立案につなげる。輸出先の国・地域に合わせた方策も検討する。

 農水省は2010年に総額4920億円の農林水産物・食品輸出を2倍以上の1兆円に増やす中長期目標を掲げている。現在、農林水産物の海外PRは主に産地別に実施しており、規模が小さい分、品ぞろえが限られるため店頭での売り場スペースも狭く開催期間も短くなりがちだった。このため「フェアを開いても現地の消費者の記憶に残らない」(海外展開・輸出促進グループ)という。

 併せて国・地域別の輸出戦略を検討する。果物の種類によっては欧米で小さなサイズが好まれるのに対し、中国では大きなサイズが好まれるなど違いがある。こうした輸出先の国・地域の消費者の好みを反映させて日本の農林水産物や食品の売り込み方を研究する。


【2011年12月16日 日刊工業新聞社】