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田原市低炭素施設園芸づくり協議会、低炭素施設園芸モデルハウスをHPでPR

 田原市低炭素施設園芸づくり協議会(愛知県田原市、事務局=同市産業振興部農政課)は、太陽光発電や省電力機器を活用した低炭素施設園芸モデルハウスを紹介する目的で、専用ホームページ(HP)を開設した。「電照菊」で知られるキクの花栽培を中心に、省エネ効果を知らせるセミナーを紹介したり、全国の農業法人などから施設見学の申し込みを受け付ける。

 田原市は温暖な気候を生かし、キク以外でもカーネーションやメロンなどの高付加価値作物を栽培している。HPで最先端農業施設をアピールすることで、農産物のブランド化にもつなげる。

 低炭素施設園芸協議会には田原市のほか、イシグロ農芸(田原市)、愛知みなみ農業協同組合、サイエンス・クリエイト、田原市認定農業者連絡会などが参加。農林水産省から低炭素むらづくりモデル支援事業の補助金を受け、モデル温室での作物栽培を行っている。

 モデルハウスは耐久年数が10年以上ある耐候性ハウスをベースに、天窓部に太陽光発電パネル、開花抑制に発光ダイオード(LED)照明、暖房にヒートポンプをそれぞれ活用。外壁フィルムには専用アルミ部材で二重被覆を施し、断熱性や保温性を高めている。太陽光発電での電力を夜間の照明や暖房に利用することで、重油など化石燃料ゼロの省エネ栽培と二酸化炭素(CO2)削減を目指している。

 協議会の中島康善副会長は「2012年夏以降は再生エネルギー特別措置法による、電力会社の太陽光発電電力の買い取りが見込めるため、さらにランニングコストを低減できる」と期待を示す。

 実証実験を通じて効果や問題点を探るとともに、低温に強いキクの選択や他作物の栽培研究にもつなげる。


【2011年12月6日 日刊工業新聞社】