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きぢ醤油、廃カキ殻を有効活用したしょう油加工品の出荷比率50%に拡大

 【広島】きぢ醤油(広島県呉市、今井明正社長、0823-79-5026)は、2年後をめどに、しょうゆをベースにした「しょう油加工品」の出荷比率を現在の20%から50%に高める。国内しょうゆ消費量の減少傾向に対応する。特にカキ殻からの抽出したカルシウムを含む商品などを開発、地域資源活用にも乗り出す。

 しょう油加工品の主原料は、同社独自のしぼったしょうゆを水の替わりに使い、新たなしょうゆを仕込む“二段仕込み”しょうゆ。これにカキ殻から抽出した高濃度カルシウムイオン水などをブレンドする。すでに、しょうゆベースのだしなどを商品化しており、この商品群を拡充する。

 使用するカルシウムイオン水は、市販のミネラル水に比べカルシウム濃度が40倍以上ある。飲食した際に、固形のカルシウムより吸収性が高いというデータもあるという。こうしたことを訴求し、健康のためカルシウム摂取が必要とされる16歳以下や40歳以上向けの商品開発を進めている。カキ殻は大半は廃棄されているが、経済産業省が地域資源有効活用を目指し、事業として採択。中国化薬(広島県呉市)を中心にカキ殻カルシウムイオン水を開発、量産化技術を確立している。きぢ醤油も開発グループに参加、カルシウムを使った食品の商品化を進めている。


【2011年11月15日 日刊工業新聞社】