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シタマ石灰、福岡・糸島市に新工場−貝殻で有機石灰“地産地消”

 【福岡】シタマ石灰(福岡県宮若市、舌間常雄社長、0949-54-0329)は、2012年中に福岡県糸島市に貝殻を原料にする有機石灰の生産工場を新設する。現在は宮若市内で生産しているが、貝殻の調達と製品販売の双方をする糸島市内で行い物流を効率化。有機石灰の“地産地消”を目指す。生産能力も3倍に引き上げ、将来の増産に備える。投資額は約2億円を見込む。

 新工場は原料のカキなどの貝殻を乾燥、粉砕、袋詰めする各装置をそろえる。敷地面積は8250平方メートル、平屋建て床面積1320平方メートル。当初は従業員11人で稼働する。生産能力は年3000トン程度だが、当面は同1000トン、売上高5000万円を計画している。

 同社は将来、有機石灰生産を糸島に集約、近隣の佐賀県などからも貝殻を調達する方針。

 糸島市との間では10年に地元の漁業協同組合や農協(JA)、自治体などと「糸島地区カキ殻リサイクル研究会」を発足させ、現地での事業化を検討していた。

 舌間社長は「新工場では地域リサイクルに貢献し、製品はできるだけ低価格で提供したい」としている。

 シタマ石灰は消石灰や生石灰などのメーカー。11年4月期売上高は3億3500万円。同社製の有機石灰は農業の土壌改良材として使われており、JAやホームセンターなどに販売している。


【2011年10月27日 日刊工業新聞社】