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高政、かまぼこの生産能力を4倍に増強−雇用通じ復興支援

 【仙台】高政(宮城県女川町、高橋正典社長、0225-53-2854)は、かまぼこの生産能力を4倍に増強した。老朽化した旧工場に代えて万石工場(女川町)を完成稼働させた。総投資額は約14億円。従業員を2012年春までに現行の1.5倍の150人に増やす。設備更新で生産効率を高めると同時に、雇用拡大を通じて東日本大震災後の地元経済の復興を後押しする。これに伴い、13年3月期の売上高は11年3月期比5億円増の28億円を計画する。

 新工場は旧工場に隣接する敷地約4800平方メートルに建設した。揚げかまぼこの生産ラインを三つ、笹(ささ)かまぼこのラインを二つ設置した。生産量は揚げかまぼこが毎時1500キログラム、笹かまぼこが同300キログラムに増えた。

 オール電化を導入し、ガスなどを燃料に使っていた旧工場に比べて火災への安全性を高め、従業員の作業環境を改善した。また、工場内に自社製品の直売店「万石の里」を新設した。

 旧工場の老朽化などから、10年11月に新工場建設に着工した。震災では津波の浸水被害を免れたため、4月に旧工場での操業を再開していたが、新工場の完成は約3カ月遅れた。

 震災後は復興支援の意味も込め、震災で職を失った地元の人を中心に雇用の確保に取り組んだ。震災前に約100人だった従業員は10月までに136人に増加、さらに来春までに150人体制とする計画。「事業を通じて女川の復興に貢献していきたい」(三嶽広之常務)としている。


【2011年10月24日 日刊工業新聞社】