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浜縮緬工業協組など、蛍光絹糸で浜ちりめん−撚糸工程を改善

 【大津】浜縮緬工業協同組合(滋賀県長浜市、長谷幸治理事長、0749‐62‐4011)と農業生物資源研究所(茨城県つくば市)は、滋賀県東北部工業技術センター(滋賀県長浜市)と連携して緑、赤、オレンジ色の蛍光を発する浜ちりめんを開発した。農業生物資源研究所が開発した遺伝子組み換えカイコから得た蛍光絹糸を利用した。価格は従来の浜ちりめんに比べ10倍程度になる見通し。

 蛍光絹糸を使った製品はウエディングドレスなど洋装品で試作品が発表されている。蛍光絹糸は60度―80度Cの温度で蛍光たんぱく質が壊れるため、製造工程に100度C程度の高温で作業する精練が必要なちりめんに応用するのは難しかった。今回、開発したちりめんは、加工時の温度環境を蛍光たんぱく質が壊れない60度C以下に抑えるため、酵素を活用した精練法や、糸をよる撚糸(ねんし)工程を改善して実現した。


【2011年10月17日 日刊工業新聞社】