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はんなん和紙の布工房協議会、間伐材原料の糸を開発

 【南大阪】はんなん和紙の布工房協議会(大阪府阪南市=阪南市商工会内、近藤健一会長、072-473-2100)は、間伐材を原料にした糸を開発した。「木糸(もくいと)」の名称でアピールし、木糸を材料にしたエコバッグやペンケースを製造販売する。同協議会は木糸の生産工程を複数企業で分担するシステムも構築。このシステムの普及を促し、全国で間伐材を有効活用する体制整備にも取り組む。

 木糸は同協議会に加盟する和紙の布(大阪府阪南市)や山陽製紙(大阪府泉南市)を中心に、名古屋工業大学の須藤正時准教授の協力を得て開発した。間伐材で作った紙で木糸を作り、強度向上のため綿糸をよりあわせる。エコバッグの場合、綿糸と木糸の重量比は50%ずつ。紙のままでは間伐材100%の油とり紙として使用できる。

 同協議会はまず1セット20枚入りの油とり紙を315円で10月1日に発売。エコバッグ類は自然環境保護への貢献をイメージさせる商品として、植樹などの活動に関心を持つ企業を対象に来春から売り込む。木糸の改良も進め、将来は間伐材100%でバッグの材料になるよう強度を高める。


【2011年9月29日 日刊工業新聞社】