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テツプロ、人形作製し土産品に−ネジやナットで町おこし

 ネジやナットでさまざまな人の動きを再現する「ボルタ」。高さは5センチメートルほど、価格が600―700円のこの人形は北海道室蘭市の町おこしの団体「てつのまちぷろじぇくと」(テツプロ)が2006年12月に発売。以来、5年足らずで、“鉄の町”室蘭を象徴する土産品になった。

 北海道きっての工業都市・室蘭市も新日本製鉄、日本製鋼所の合理化で寂れ、人口減少に歯止めがかからない。こうした中、鉄に焦点をあてて町おこしをしようと04年春に発足したのがテツプロだった。ボルタはテツプロが同年春に室蘭工業大学で開いた「アイアンフェスタ」で製作したのが始まりだ。

 参加者が製作体験をする趣旨で行ったのだが、人形そのものに人気が集まった。06年4月に試験的に売り出すと行列ができる人気商品に。販路も広がり、新千歳空港など市外の土産店でも取り扱う。「子供にモノづくりに興味を持つきっかけになってほしい」(てつのまちぷろじぇくと事務局の三木真由美さん)との思いが込められながら、ネジとナットに新たな命が吹き込まれている。


【2011年9月28日 日刊工業新聞社】