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新潟・三条会議所、土のう詰め用具の販売に乗り出す−水害に備え普及促進

 【新潟】新潟県の三条商工会議所(三条市)は1人で楽に袋に土を詰めて土のうをつくれるスタンドの普及促進に乗り出す。同会議所と燕三条地場産業振興センター、三条市でスタンドの販売についてプロジェクトを立ち上げた。台風に伴う大雨など自然災害の多発で防災への関心が高まる中、全国の自治体や自治会などに売り込む。価格は3000円程度を想定。今後、販売体制などを決め、2012年度の発売を目指す。

 製品化を計画するスタンドは鉄製。スタンドの内側に袋を入れ、袋の口の周りをスタンドにかぶせる。袋のひもをスタンド上部のフック部分で縛る。袋の口が開いた状態でスタンドに固定されるため1人で楽に土を詰められる。

 製作は地域のメーカーに委託する予定。三条商工会議所はこの便利な道具を使ってもらおうと、すでに三条市を通じて、試験的に製作したものを東日本大震災の被災地である福島県南相馬市に寄贈している。また、7月に記録的豪雨に見舞われた三条市でも、復旧作業で実際に使われた。現在、パンフレットやPR用の映像制作など、販売に向けて準備を進めている。

 袋に土を入れる土のう詰めは通常は2人がかりで作業する。1人が袋を広げて、もう1人がスコップで土を入れる。共同作業のため動きが合わないこともあり、土が袋の持ち手にかかったり、スコップが手に当たらないように注意が必要になったりして作業効率が悪くなる。


【2011年9月26日 日刊工業新聞社】