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菓匠三全、ニーズ変化で設備導入−和洋菓子定番を強化

 【仙台】菓匠三全(宮城県大河原町、田中裕人社長、0224-52-3000)は、1億1000万円を投じ和洋菓子の新しい製造用機械や包装機を導入する。東日本大震災後、まんじゅうやマドレーヌなど低価格で保存が利く定番分野の商品ニーズが高まったことから、これらの分野を強化する。11月をめどに本社工場に設置し、2012年1月の稼働開始を目指す。

 同社は看板商品の「萩の月」をはじめ、和洋菓子を年間で約160種類生産している。震災後「顧客の来店頻度が下がり、必要な商品に絞って購入していく傾向が強い。またユニークな新商品は売れにくくなっている」(田中正人専務)と分析。このため例年はこの時期に約80種類を販売しているが、70種類程度に絞り込んでいる。

 同社の10年9月期の売上高は67億円。震災の発生によって本社工場で水タンクやガスの配管が損傷し、損害額が5000万―6000万円となったほか、震災前に70あった店舗ではショーケース破損などで1億円の損害があり、6店舗を閉鎖した。

 このため「例年、東北外での催事出店は年6件程度だが、今年は6月だけで復興支援イベントなどで8件参加した」(田中専務)。これらの取り組みによって、11年9月期は前期並みの売り上げを見込む。


【2011年9月23日 日刊工業新聞社】