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日本製紙と栃木県、ニホンナシを安定生産する技術を開発−発根率60%以上に

 日本製紙と栃木県は20日、「幸水」などニホンナシの苗を良好に生育させ、果実生理障害を減らす技術を共同開発したと発表した。ニホンナシの品種である幸水や「豊水」の挿し木苗を日本製紙独自の発根技術用いることで、発根率が60%以上に改善した。

 高濃度の二酸化炭素、水と光を使って培養室で挿し木苗を生産する「光独立栄養培養技術」を用いた。

 ニホンナシの苗は接木で供給され、野生種のヤマナシやマメナシの種子由来の苗を台木として利用するが、種子由来の苗は遺伝的に多様で生育にバラつきがあり、果実生理障害が起きるなどの問題があった。

 また、遮根シートで地面と隔離した少量の盛り土に挿し木苗を植え付け樹の成長に合わせて水を与える「盛土式根圏制御技術」を用いた結果、従来比で苗の生育が良好だったほか、「豊水」で果実生理障害の発生を減らせたという。


【2011年9月21日 日刊工業新聞社】