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東京・文京区、医療・観光の連携に力−外国人の来訪促進

 東京都文京区は区内の医療機関を活用したメディカル・ツーリズム(医療観光)振興に向け、構造改革特区の申請検討に入った。外国人医師の受け入れなどに関して特例措置を活用できる特区制度を使い、医療機関と旅行業者、宿泊施設などを円滑に結びつける。アジアなどからの観光客を受け入れる体制を整え、区内の活性化につなげる。

 文京区内には東京大学医学部や日本医科大学、順天堂大学などの付属病院といった医療機関が多い。ただ海外からの受診者にきめ細かく対応できる外国人医師の受け入れや、販促として体験談を利用した広告宣伝をする際には、医師法や医療法の制限を受ける。区としてメディカル・ツーリズムを推進するには、これらの規制を緩和した特区制度の活用が必要と判断した。区内の医療機関などから意見を聞いた上で、特区申請を最終判断する。

 東日本大震災後、区内を訪れる観光客が減っている。秋葉原など海外でも知名度が高い地域や施設が近く、大型の宿泊施設がある点などを訴求し、富裕層らの来訪を促す。

 文京区内のメディカル・ツーリズムでは、藤田観光が中国などから訪れる富裕層向けに昨年初めから、日本医科大学健診医療センターでの陽電子放射断層撮影(PET)検査とフォーシーズンズホテル椿山荘東京(文京区)での宿泊、ゴルフなどを組み合わせた旅行を提案している例がある。


【2011年9月13日 日刊工業新聞社】