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北里大海洋生命科学部、三陸沿岸の環境・生物評価プログラム−水産業の復興を支援

 北里大学海洋生命科学部は、東日本大震災後の環境・生物評価と水産業の増養殖復興支援を行う「学術的震災復興支援プログラム」を始めた。被害を受けた三陸キャンパス(岩手県大船渡市)の建物の一部を修復して、この学部プログラムのほか地域の産学官連携によるプロジェクトの実施で活用する。

 北里大の同学部はこれまで、三陸沿岸の環境、生物、水産業の研究・教育を手がけてきた。今回の2本柱の一つ環境・生物の変化と回復の調査研究では、越喜来湾におけるアワビの生息、有毒・有害プランクトン出現状況、養殖海域の水質環境変化、アユ遡上(そじょう)やシロザケ回帰への影響などに取り組む。

 もう一つの養殖業の復興支援では、三陸沿岸の魚介類の種苗生産体制、三陸沖の新規有用微生物の探索、発光ダイオード(LED)の光制御によるヒラメやマツカワの養殖技術、アワビやナマコの優良種苗の開発などを行う。

 三陸キャンパスは震災で大きな被害を受け、同学部の教育・研究拠点は相模原キャンパス(相模原市南区)に5年間の予定で移転させている。5棟のうち3棟は解体予定だが、ほかの2棟を修復してこのプログラムや大学、学協会、地方自治体と連携した復興プロジェクトや特色とする海洋実習などで活用する。


【2011年9月9日 日刊工業新聞社】