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伊江島物産センター、沖縄の離島産ラム酒を発売−観光誘致の売り物に

 伊江島物産センター(沖縄県伊江村、大城勝正社長、0980-49-5555)は、地場のサトウキビでつくったラム酒「イエラムサンタマリア」を全国発売した。今年1―3月に収穫したサトウキビの搾り汁を濃縮して発酵させたもので、女性好みのマイルドな味わいが特徴。たる仕込みのゴールドと無色透明のクリスタルの2種類で、価格はともに1瓶(720ミリリットル)2500円。2011年の出荷計画は1万2000本だが、12年は倍増する見通しだ。

 新製品はアサヒビールがバイオエタノールの製造用に開発した設備を譲り受け、飲料用に改良してつくった。一からアルコール設備を開発する場合に比べ、6分の1程度の1憶5000万円の投資で済んだという。米がなく、川もない伊江島ではこれまで酒をつくった経験がない。アサヒビールの指導を受けて開発にこぎ着け、「島にとっては念願の地酒。これを売り物に観光客の誘致につなげたい」(大城社長)と意気込む。

 約100トンのサトウキビの原料はすべて島内で調達した。製品名は、伊江島に咲く“テッポウユリ”が欧州では聖母マリアの花として知られることにちなむ。ユリの花のように、将来は欧州を始めとした世界市場での販売も視野に入れる。当面は沖縄と東京を中心に酒類を扱うスーパーで販売する。


【2011年8月9日 日刊工業新聞社】