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木曽川商工会、来年度ベトナムで見本市−繊維技術で顧客開拓

 【名古屋】木曽川商工会(愛知県一宮市、五藤政尋会長、0586-87-3618)は、繊維を織る技術を応用した通信ケーブルや電磁波吸収材の事業化に乗り出す。同商工会の「木曽川産業クラスター創生協議会」の会員が中心となり、2012年度にベトナムで同製品の見本市を開催。現地の電機関連メーカーに売り込む。13年度には法人など事業推進体の設立も検討する。アパレル向けが縮小する中、工業製品向けで新規顧客を開拓する。

 事業化を計画する通信ケーブルは、繊維に銅などの導電糸を織り込んだ。軽くて曲げに強く、ロボットに組み込むと滑らかな動きになる。

 電磁波吸収材はテキスタイルに特殊加工したステンレス線を織り込んでおり、特定の周波帯の電磁波を遮断や吸収する。いずれも現在、試作品でテストしている。

 ベトナムでの見本市は現地資本や外資の電機関連メーカーに、これらの製品を売り込む。また現地は繊維産業が盛んなため、事業パートナーも探す。これに先立ち、11年6月にはホーチミン市の政府系専門学校と提携し、現地の人材育成を支援する。

 事業推進体は、法人や協同組合を検討している。木曽川産業クラスター創生協議会の会員である繊維関連メーカーの若手経営者が中心となって設立する計画。

 同商工会は6月に、同協議会を中心にロボット部品の開発の方向性や手法を学ぶ基礎研究会と応用研究会を設立した。今後、各研究会を隔月で開催し、実用化に向けた開発を進めるとともに、より多くの参加を募る。


【2011年8月2日 日刊工業新聞社】