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山形県庄内地域の31企業・団体と研究機関、発酵技術で食品開発

 【山形】山形県庄内地域の食品産業関連の31企業・団体は、山形県工業技術センター(庄内試験場)など地元研究機関と組んで、発酵技術を用いた新たな食品開発に乗り出す。創設した研究会では初年度に「漬物」を重点テーマに掲げ、発酵関連の技術の向上や品質・衛生管理技術の導入を通じて、付加価値を追求した商品開発を目指す。

 研究会の名称は「庄内発酵食品技術開発研究会」。活動期間は特に決めておらず、地元に根付いた取り組みにしていく考え。山形県工業技術センターのほか、山形大学農学部、慶応義塾大学先端生命科学研究所、山形県立加茂水産高等学校などがメンバーに加わった。事務局は山形県庄内総合支庁産業経済企画課が担う。

 当面のテーマとする漬物の高付加価値化に向けては、乳酸菌を使った商品開発など機能性の検証などに取り組む。また品質・衛生管理技術の導入については2012年度からの取り組みとする計画だ。

 山形県庄内総合支庁によると、庄内地域の食料品飲料などの製造出荷額は約858億円(2009年)の規模。域内には現在、食品関連企業は約240社あり、発酵関連は約100社が集積している。

 農業産出額が減少する中、地域資源を活用した食料品・飲料関連は、堅調に伸びている。一方で、商品開発に関しては、付加価値の向上による差別化が課題となっていた。


【2011年7月13日 日刊工業新聞社】