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サイエンス・クリエイト、地元農産物活用した介護食など開発へ医食農連携研究会

 【名古屋】サイエンス・クリエイト(愛知県豊橋市、後藤圭司社長、0532‐44‐1121)は、地元農産物を活用した機能性食品や介護食の開発などを目指す「医食農連携研究会」を7月19日に発足する。愛知県東三河地域、静岡県遠州地域、長野県南信地域の企業や団体を中心に、医療や介護福祉、食品製造・加工、農業の関連業者を集めて、食品の共同開発や雇用創出を促す。

 同研究会は月1回程度開く。大学教員や専門家によるセミナーを開いて機能性食品などの知識を深めるとともに、参加者同士の連携による事業化を支援する。コーディネーターを3人配置し、さまざまな相談に応じる。

 まずは食物繊維が豊富な大麦などを使い、健康維持に役立つ食品や、食べ物を飲み込む力が弱っている高齢者でも味をしっかり感じられる介護食の開発などを目指す。開発品を2012年2月に東京で開かれる医療・介護分野の食を対象とした展示会に出品する計画。農作業や食品加工などを通じて障害者を含めた雇用の場も提供する。

 同研究会は経済産業省の地域企業立地促進等事業費補助金を活用して運用するため、企業などは無料で参加できる。地元3地域以外の企業も含め参加者を随時募集する。現在20件弱の応募があるという。補助金適用による活動は11年度末までの予定だが、12年度以降も同様の活動を続ける方針。

 同社は、愛知県、豊橋市などが出資し、地域産業活性化を支援する第三セクター。農業関連では食農産業クラスター推進協議会を設置し、シソを活用した食品の開発などにつなげている。3地域で盛んな農業を軸に、高齢化社会対応の観点で新たな研究会を設けることにした。


【2011年6月24日 日刊工業新聞社】