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新居浜高専など、廃船の解体・再資源化を行う産学官の研究会−「船の地産池消」

 【松山】新居浜工業高等専門学校(愛媛県新居浜市、鈴木幸一校長、0897-37-7706)が中心となり、廃船となった大型船舶の解体と再資源化を行う「シップリサイクルシステム」に関する産学官の研究会が22日に発足する。造船・海運業などが盛んな愛媛県の地域特性を生かし、造船から解体、資源再利用まで県内で行う「船の地産地消」を目指し、事業化に取り組む。

 発足するのは、「新居浜シップリサイクル研究会」。同高専のほか、曽我部鐵工所(愛媛県新居浜市)や続木鉄工所(同)、東予創造産業センター、新居浜市、新居浜商工会議所が参加した。

 同高専内に事務局を置く。座長は新居浜高専環境材料工学科の日野孝紀講師が務める。普及活動のほか、情報発信、調査・研究などを実施。室蘭シップリサイクル研究会座長の清水一道室蘭工業大学教授が顧問に就任する予定で、他地域の研究会との連携も視野に入れる。まずは発足と同時に同高専でキックオフ研究会を行う。

 2011年度は会員企業・団体の募集と、勉強会などを通じて船舶の解体方法などに関する技術的な検討を進める。12年度には新居浜市内の港湾を中心に立地調査を行い、リサイクル施設の建設地を決定し、13年度から本格稼働を目指す。

 瀬戸内沿岸では、造船・海運業の盛んな今治市、鉄鋼・機械・鋳物などの西条市、住友グループの企業城下町として製造業が集積する新居浜市が隣接。シップリサイクルで地域振興につなげる。


【2011年6月15日 日刊工業新聞社】