HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

奈良県、産学官金で農商工連携−吉野のクズや柿を活用

 【奈良】奈良県が音頭をとって産学官と金融機関が連携した農商工連携事業を推進する。奈良県植物機能活用クラスター協議会をこのほど設立し、吉野クズを用いた健康食品や香り・味覚の優れた清酒、柿成分を活用した商品の開発などに着手した。今回の事業は文部科学省が進めている地域イノベーション戦略推進地域への選定を狙っており、3年内をめどに具体的な成果を目指す。

 クラスター協議会は、奈良工業会やJAならけんなど4経済団体、奈良先端科学技術大学院大学や奈良女子大学など4大学、南都銀行と奈良中央信用金庫の2金融機関、奈良県で構成する。

 協議会会長には奈良県の奥田喜則副知事が就任し、事務局を県の工業支援課と奈良県中小企業支援センターが務める。農商工連携による開発プロジェクトを支援し、協議会として情報発信も強化する。

 今回の事業は、奈良県が中核となり2006年から5年間実施した科学技術振興機構(JST)の地域結集型研究開発プログラムの継承的な役割を持つ。新しいプロジェクトとして3テーマを定め、それぞれ地元企業を含む産学官の開発チームも結成されている。


【2011年5月11日 日刊工業新聞社】