HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

東北旅行が本格再開−旅行業界、連休明けから商品投入

 旅行業界がゴールデンウィーク明けから東北行き旅行商品の展開を本格化する。29日に全線開通した東北新幹線をはじめ、現地の交通インフラも復旧が進んでおり、旅行商品の設定がしやすくなっている。東日本大震災で観光客数が落ち込んでいる中、東北地方へ観光客を誘致して復興を支援するとともに、観光需要の回復を目指す。

 JTBは5月の土日を使って、青森、山形、秋田、岩手県を訪れる1泊2日の添乗員同行旅行「東北応援ツアー」3商品を用意し、既に発売している。参加をしやすくするため、価格は大人ひとり1万2000円から2万5000円と抑え気味にした。また料金のうち3%を義援金として赤十字社に送る。

 これらの商品はバス、航空機を利用するものだが、東北新幹線の再開を受けて、同線を利用する商品もゴールデンウィーク明けから投入していく。「東北を元気にするお手伝いをさせていただくことで、観光復興につなげていきたい」(JTB)としている。

 近畿日本ツーリストも同様に「復興支援を前提にしたプランをいろいろ練っている」(近ツー)という。ゴールデンウィーク後をめどに、復興を前面に押し出した東北向けの商品をラインアップしていく考えだ。

 ANAセールスはインターネットでの受け付け専用の商品で販売中の秋田市、山形県酒田市向けのツアーについて、ゴールデンウィーク明けに価格を引き下げた新プランを設定して利用者を拡大する。また6―7月に東北地方の温泉を巡る新商品「温泉スペシャル」を発売する予定だ。


【2011年5月5日 日刊工業新聞社】