HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

大阪市など、中国人観光客呼び戻し

 大阪市と大阪商工会議所は、中国からの観光客誘致を推進する。市は多言語表記の道路案内板などを整備し、会議所は中小の商業者向けに接客セミナーを開催する。地元での受け入れ態勢を充実させるとともに、「正確な情報を海外に発信する」(大阪市ゆとりとみどり振興局)ことで落ち込みが目立つ中国人観光客の増加を図り、商店街の活性化にもつなげる。

 市は2011―12年度で市内83カ所の観光案内板を刷新するほか、道路案内板を日本語・英語の2言語表記から、中国語・韓国語を合わせた4言語表記に切り替える。また繁華街のミナミ地区では、観光バスの駐停車スペース新設の検討や実証実験も行う予定だ。

 同会議所は今後、ミナミ・天王寺地区の商店約5000店を対象にアンケートを実施。外国語での接客の可否など、各店の中国人観光客の受け入れ態勢を調査した上で、接客セミナーや関連シンポジウムを開く考え。また早期に風評被害を解消するため、佐藤茂雄会頭は「5月に中国の北京を訪問し、西日本の安全性を訴える」ことを検討している。

 同会議所は、キューズモール(大阪市阿倍野区)やJR大阪三越伊勢丹(同北区)など大規模商業施設の開業が続くこともあり、事態が沈静化すれば来阪者が再び増加すると見ている。


【2011年4月28日 日刊工業新聞社】