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佐賀県、機能性食品の開発強化−産学官連携で拠点

 【佐賀】佐賀県は産学官による機能性食品と健康食品開発を強化する。佐賀大学や県内商工団体などと共同で運営する、研究開発とコーディネートの拠点を佐賀市内に開設した。大学・研究機関と企業とのマッチングや、共同研究の中心拠点に位置付ける。県の主要産業である農業を背景に、地域の特産農産物を用いた機能性食品の開発・製品化を目指す。

 開設したのは、機能性・健康食品開発拠点「徐福(じょふく)フロンティアラボ」。佐賀大産学官連携推進機構(佐賀市)内に設置した。生体分子相互作用解析装置や液体・ガスクロマトグラフ質量分析計など、7種類の分析機器をそなえた。3部屋のインキュベートルームもあり、企業は研究拠点として活用できる。主に同大と県内企業の共同研究による、機能性物質の解析や製品開発に利用する。またコーディネーター2人も配置。企業と大学とのマッチング機能を持たせるほか、企業への普及啓発も行う。大学や公設試験場が持つ知的資源と企業を結びつける。

 佐賀県は2020年度までに、機能性食品に関する新規産学官共同プロジェクトに加えて、企業への技術移転や新商品創出などを目指している。すでに農産物から機能性物質を発見し、商品化した例もある。今後は産学官連携をさらに強め、県内での高付加価値産業の創出・集積を図る。


【2011年4月19日 日刊工業新聞社】