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北関東自動車道、あす全線開通−被災地への物資供給ルート担う

 群馬、栃木、茨城の北関東3県を結ぶ北関東自動車道が、19日に全線開通する。最後の未開通区間だった佐野田沼インターチェンジ(IC、栃木県佐野市)―太田桐生IC(群馬県太田市)間の18・6キロメートルの供与が始まる。ただ、11日に発生した東日本大震災の影響で直結するはずの東北自動車道を含む一部区間で通行止めが続き、北関東道は形だけの全線開通を迎える。北関東経済の活性化役として期待される北関東道だが、当面は被災地への物資供給ルートという役割を担うことになりそうだ。

 16日、自衛隊関連と思われる大型車両が次々と北関東道を走り抜けた。車両が向かったのは未開通区間の太田桐生ICから佐野田沼IC。被災した東北地方などへ救援に向かっていると見られる。

 群馬県や埼玉県などでは震災による被害は軽微にとどまっている。北関東道はこれら被害が少ない地域で生産された食料品や生活用品、建材などの物資を東北地方や茨城県など東部沿岸などの被災地へ輸送するルートとして活用されそうだ。

 北関東道は3県を横断する総延長約150キロメートルの高速道路。2008年に茨城―栃木間が開通し、残る栃木―群馬間が19日につながることで全線開通となるはずだったが、震災で事態が急変。開通式典は中止となり、東日本高速道路では「余震の影響で『佐野田沼IC―太田桐生IC』も一般車両が通行止めになる可能性もある」と話す。

 93年の着工以来、ようやく完成にこぎ着けた北関東道。まずは被災地復興を支える輸送インフラとしてスタートする。


【2011年3月18日 日刊工業新聞社】