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パーベルケミカルズ、せっけんで地域振興−農産物エキス活用し商品化

 パーベルケミカルズ(東京都豊島区、末永正幸社長、03-3980-3660)は、各地の特産品を使った「ご当地せっけん製造サービス」を始めた。農産物や水産物などから抽出したエキスを混ぜて作る。小ロットで製造でき、コストを抑えられる。ノベルティーなどとして全国の農家や団体向けに営業活動を進め、年内に15件の受注を目指す。

 同社は主に化粧品や洗剤などのOEM(相手先ブランド生産)を手がけている。約1年前にヒノキ油や甘草エキスなど10種類以上の美容成分を配合し、低温で60日間熟成させたせっけんを開発。

 昨年春に発売した熊本産のい草から抽出したエキス入りの熟成せっけんは初回生産200個だったが、累計販売数1万2000個まで伸びた。ほかの地域でも特産品を生かしたせっけんを地域振興などに使えると見て、事業として立ち上げた。

 自社工場で製造し、官庁への薬務届の提出なども行う。商品名やパッケージ案の相談も可能。受注は200個から対応する。費用はせっけん代や製作費、無地のパッケージなどを含め8万円に抑えた。同社では「傷がついて商品にならない果物からもエキスを抽出できる」(末永社長)ため、廃棄品の有効活用につながるとしている。


【2011年2月2日 日刊工業新聞社】