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埼玉・川口市周辺の中小、鋳物製骨つぼを事業化

 【さいたま】ツジイインダストリー(埼玉県鳩ケ谷市、048‐282‐1101)の辻井健郎社長ら埼玉県川口市周辺の中小企業経営者が、「川口骨つぼ事業化研究会(仮称)」を立ち上げ、鋳物製オリジナル骨つぼの企画・開発を始めた。今春にも装飾などを実用仕様に近づけた評価モデルを作成し、6月ごろの製品化を目指す。

 このほど、展示用の試作モデルを完成。地場産業である鋳物の製品で、地域のモノづくり力を発信するのが狙い。同時に、陶器の骨つぼに対する鋳鉄製のメリットを訴求し、本格的な事業として市場参入を目指す。

 研究会は現在10人前後で構成。鋳物業者であるツジイインダストリーの社員に加え、工業デザイナーや金融機関関係者らも参加している。2010年10月に、“地域特性を生かした製品の共同開発”をテーマに検討を開始。主流の陶器製に対して丈夫さや成形の自由度など鋳物の優位性を打ち出し得ると判断、骨つぼの製作を決定した。会長は辻井社長が務める。

 製品形状は積み重ねができる円柱や8角柱を想定。また、龍や鳳凰など多種の装飾部品をオプションとして用意し、「見栄えにこだわった高級品として売り出したい」(辻井会長)という。塗装により、数種類のカラーバリエーションも用意する予定。価格は10万円前後で検討している。

 完成済みの展示モデルは、26、27日に開かれる彩の国ビジネスアリーナにツジイインダストリーが出展する予定。同年3月頃には100万円程度を投じて評価モデルを作り、最終的な仕様やターゲットを絞り込む。その後、量産体制を整え、今夏までには市場投入する考えだ。


【2011年1月5日 日刊工業新聞社】