HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

サティス製薬、国産桐の廃材を使った桐炭石けん開発

 【さいたま】サティス製薬(埼玉県吉川市、山崎智士社長、048-984-2233)は、関根桐材店(埼玉県本庄市)と共同で国産桐(きり)の廃材を活用した桐炭石けんを開発した。関根桐材店が手がける桐たんすの廃材を桐炭にし、サティス製薬が化粧品原料を開発、製品化した。汚れ落ちや消臭効果が高いのが特徴。インターネットなどを通じて販売し、今後は欧州や中国への販路拡大を目指す。

 製品名は「ナチュラルソープPCS」で、価格は一個2100円。桐炭の多孔質構造が皮脂や臭いの成分を吸着する特性に着目した。桐炭をパウダー状の微粒子にし、皮膚を痛めず、汚れやにおいを取る。エチルアルコールや合成界面活性剤は使用していない。

 サティス製薬は国産素材から化粧品原料を開発、商品化、産業活性化に結びつける事業「ふるさと元気プロジェクト」を進めている。関根桐材店は国産の桐材にこだわった桐工芸品を手がけており、桐たんすの製造工程では多くの切れ端が廃材として焼却処分されることに問題意識を持っていた。サティス製薬の取り組みが廃材の有効活用に結び付けられると関根桐材店が同社に依頼したことから今回の事業が始まった。

 今後は、桐炭を使ったシャンプーや化粧品など継続して商品開発を進めていく。日本ブランドであることがよく分かるパッケージにしており海外での販路開拓を目指す。


【2010年12月11日 日刊工業新聞社】