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東京・立川会議所、アニメを観光資源に−地域活性化に向け調査

 【立川】東京都の立川商工会議所はアニメと観光を結びつけるアニメコンテンツツーリズムの可能性を調査する。立川市は、アニメの舞台やモチーフになるケースが多いほか、アニメキャラクターなどのフィギュアを製造販売する会社の存在、JR中央線立川駅前の商業施設にフィギュアやアニメ関連製品を扱う店があるといった地域特性を活用。アニメを地域資源に位置づけて、都市のブランド化や来訪者増をテコにした商業の活性化に役立てる。

 調査では11月にアニメの愛好家30人を集めたイベント「立川のアニメーション・ホビー事情」を計画する。地元フィギュアメーカーの寿屋の社員が立川におけるアニメとホビーについて紹介するほか、アニメの舞台となった場所を探訪。参加者の反応やアンケートなどで意見を聴取し、同ツーリズムのあり方を探る。

 アニメ「とある魔術の禁書目録(インデックス)」では立川駅周辺に似た場所が描かれ、そこを「聖地」と称してファンが写真撮影に訪れている。さらにブログへの書き込みにより、立川が話題になっているという。立川商工会議所では「確かに写真を撮っている人を見るが、はっきりしたことは分からない」といい、イベントを通じてファンの心理をつかむ。

 ほかにも「高校球児ザワさん」「ハカイジュウ」といったアニメが立川を舞台に設定。今後もアニメの舞台として取り上げ続けられれば、同ツーリズムは息の長い活動が見込める。同会議所では周辺に多摩美術大学八王子キャンパス(東京都八王子市)や武蔵野美術大学(同小平市)があることに着目。卒業生がプロになり「学生時代の縁の地となる立川を舞台に描いているとすれば持続性がある」と仮説を立て、その検証も課題にする。


【2010年10月14日 日刊工業新聞社】