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丹後ちりめんで中小協業−ケプラデザイン、東大阪で商品化狙う

 【東大阪】京丹後地方の伝統産品である丹後ちりめんと東大阪地域のモノづくりを融合した、商品開発が進んでいる。デザイナーでケプラデザインスタジオ(大阪府高槻市)の大倉清教社長がプロデュースし、丹後ちりめんを素材にしたバリアフリーの茶室やリクライニングチェアなど生活用品数点をこのほど試作した。異業種交流グループのロダン21(大阪府東大阪市)の主要メンバーがモノづくりで協力、1年内の商品化を目指す。

 和装以外の用途開拓を狙う丹後ちりめんメーカーと、下請け主体から自社商品開発を志す東大阪地域の中小メーカーを組み合わせ、大倉氏の音頭で異業種が協業するプロジェクトを数年前から進めてきた。今回の試作品には丹後ちりめんの関連企業や東大阪地域の中小製造業など、約30社・団体がかかわった。

 試作した茶室は1本脚テーブルを置き、車いすでも出入りしやすい。金属フレーム枠は東大阪の板金メーカーが手がけ、壁紙に防炎加工した丹後ちりめんを使った。リクライニングチェアやびょうぶなどの生活用品も生地に丹後ちりめんを採用し、骨組み部分などを東大阪地域の複数メーカーが製作。展示会などで反応を確かめ、コスト面など課題をクリアし実用化を図る。ケプラデザインスタジオの大倉社長は「日本の伝統産品と東大阪のモノづくりの組み合わせはいろいろ考えられ、双方の付加価値を高める商品開発を進めたい」としている。


【2010年10月11日 日刊工業新聞社】