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小松水産、久慈浜しらす事業協同組合を設立

 【水戸】小松水産(茨城県日立市、小松伸克社長、0294-52-5501)グループ4社は、久慈浜しらす事業協同組合を23日に設立する。日立市の久慈浜漁港で水揚げ、加工されたシラス干し「久慈浜しらす」の地域ブランド化を推進する。久慈浜地域のほかの加工業者の組合加入を促し、共同販売や、加工に必要な燃料、資材などを共同調達してコスト削減を目指す。

 小松水産によると、久慈浜で水揚げされたシラスの約80%を同社が加工。久慈浜のシラス加工業者は小松水産グループのほかに3社あるが、組合への加入は保留している。

 水揚げ全体に占める小松水産の取り扱う比率は高いが、小松社長は「1社の力だけでは、いずれ駄目になる。地域全体で久慈浜しらすのブランドを盛り上げたい」とし、今回の組合立ち上げで地域の結束を呼びかけて、ブランドを育てていく必要性を強調する。

 シラスはイワシの稚魚をかまゆでし、乾燥させる。一般的なシラス漁は2隻の漁船で魚群を網で囲んで、シラスを網に入れたまま引き網するので鮮度が落ちやすい。久慈浜しらすを捕れる地域では、一隻で短時間で漁獲し、すぐに氷でしめるため、鮮度が良いとされている。茨城県の県北・県央地域のセブン―イレブン157店舗で「しらす御飯」として弁当販売されている。


【2010年9月20日 日刊工業新聞社】