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長崎県対馬市・フェリシモ・旬材、鮮魚直販で提携

 長崎県対馬市、フェリシモ、旬材(大阪府吹田市、西川益通社長、06-6386-9992)は生鮮魚の直販システム事業で業務提携した。対馬市の12漁業協同組合・漁業者が水揚げする鮮魚を、フェリシモと旬材が構築する相対取引予約サービス型水産流通システム「SCOUT(スカウト)」を介し、フェリシモの通販会員約150万人を対象に水揚げ後、24時間以内に宅配する。11月末まで月2―3回のテスト受注、宅配を行った後、本格稼働する予定。

 流通魚種はイカ、レンコダイ、ヤズ、ヒラマサ、トビウオ、アジなど。卸を通さないため市価より約20%安く提供できるという。フェリシモの通販会員1000人を対象とするテストでは、通常商品の受注率を3―4倍上回る13%の受注があった。

 今回の3者連携は水揚げ鮮魚の流通が難しく未利用魚が発生しやすい離島の漁業者・地域支援が狙い。今後は供給魚種や量の確保のために同じ長崎県の五島、壱岐などの自治体、漁協との連携も検討する。またフェリシモはこれを機にフードビジネス事業を本格的に立ち上げる。

 産地と通販会員を結ぶSCOUTシステムは、旬材の会員制水産物受発注システム(SCSS)と、産業技術総合研究所が特許を保有する需要と供給を最適にマッチングさせる「融通」システムを一体化。これにフェリシモのネット予約システムを統合する。


【2010年9月10日 日刊工業新聞社】