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岩手県工技センター、リン再資源化で研究会立ち上げ

 【盛岡】岩手県工業技術センターは3日、同センター内で「岩手県リン資源地産地消研究会」を立ち上げる。入手困難になりつつあるリン資源を、岩手県内で発生する下水汚泥や鶏ふんなどから再資源化し、リンの地産地消を目指す。

 この再資源化事業は、同センターが今年度から3カ年計画で実施するもので、環境省の循環型社会形成推進科学研究補助金を活用。この一環として研究会を立ち上げる。農業や工業分野の廃棄物排出事業者、肥料製造業者、行政、研究機関などから計100人近くが参加。産学官が連携し、リン資源を地産地消できる地域内循環システムを構築する。

 年度内に2、3回の研究会会合を開く予定。下水汚泥やその焼却灰など都市系、鶏ふんなど農業系、金属塗装前処理汚泥など工業系の高リン含有廃棄物の排出状況と資源化の動向を把握する。さらに再資源化に向けた技術開発、肥料などの流通、販売に関する検討を進める。

 3日の第1回研究会では日本下水道協会、コープケミカル、岩手県の技術開発担当者らが、回収リンの肥料化、鶏ふんを利用したリン酸肥料の代替利用などについて講演する。問い合わせは同センター企画デザイン部(019‐635‐1115)へ。


【2010年9月3日 日刊工業新聞社】