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しながわ街づくり計画、「品川人力車」の受注生産開始

 しながわ街づくり計画(東京都品川区、佐藤亮太社長、03-6404-6388)は、オリジナルの「品川人力車」を製品化し、受注生産を始めた。価格は50万―70万円で、地方自治体や商店街に売り込む。現在、沖縄県のリゾート会社との商談が進んでおり、初年度30台の販売を目指す。

 しながわ街づくり計画は、大田区町工場の3代目で、浅草の人力車の会社に勤務経験がある佐藤社長が、品川区の観光振興を目的に設立。大田区を中心とした町工場のネットワークを生かし、自動車部品の溶接を手掛ける松尾工業所(東京都大田区)など、約15社の中小企業に製造を依頼した。設計では都立産業技術高専の教授の助言を受けた。5月に1号機を完成させた。

 品川人力車は白色を基調とし、新幹線をイメージした流線型のデザインを採用した。パイプフレームを多用して軽量化を進めるとともに、構造を簡素化。人力車の価格は通常200万円程度だが、地方自治体や商店街が観光用に購入できるよう50万―70万円に抑えた。

 同社は観光案内所「品川宿交流館 本宿お休み処」を拠点に、1号機を使用して品川の観光ガイドを実施してきた。7月下旬に特許を取得したことから、受注生産と販売を開始した。佐藤社長は、「人力車は環境に優しく、地域のつながりを作るのに格好の輸送プラットフォーム。人力車が走れば街の空気が変わる。町工場が作った人力車で地域を盛り上げてほしい」と話している。


【2010年8月18日 日刊工業新聞社】