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青森県、植物工場に関心ある事業者向け研究会を立ち上げ

 【青森】青森県は植物工場に関心のある事業者を集めた研究会を7月に立ち上げる。植物工場を用いたビジネスモデルを検討し、県内で植物工場立地を促進する。ビニールハウスや発光ダイオード(LED)など植物工場に使う部材産業に参入するための勉強会も行う。県内には、公設研究所の青森県産業技術センター農林総合研究所(黒石市)が植物工場の実験施設を5月に完成しており、これと連動して植物工場関連ビジネスへの新規参入を支援する。

 設立するのは「あおもり植物工場推進研究会」(仮称)。7月に1回目の会合を予定し、製造業や建設業など幅広い業種から50人程度の参加者を見込む。活動期間は2012年3月末までの2年間。セミナー形式の勉強会を年2、3回開くほか、シンクタンクなどに委託して植物工場ビジネスに関する調査研究を実施する。

 植物工場は夏季の冷房コストが大きな負担となるが、青森県は気候が冷涼なため、他地域に比べ工場のランニングコストを抑制できる。県はこうした強みを生かして植物工場と関連ビジネスの振興に取り組んでいる。

 農林総合研究所の実験施設は、経済産業省の補助を受けて建設した。太陽光を利用せずに植物を栽培する「完全人工光型」と、太陽光と人工光を併用する「太陽光利用型」の設備を備えた大規模なもので、寒冷地に適した植物工場の研究開発や工場の設置・運営に携わる技術者の育成などに取り組む。

 新設する研究会は、同施設の技術シーズをビジネスに結びつける役割を果たす。研究会には県外の事業者も参加可能で、現在参加者を募集している。問い合わせは県商工労働部新産業創造課(017-734-9419)へ。


【2010年6月15日 日刊工業新聞社】