HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

北海道工業試験場、6地域に技術研究会設立

 【札幌】北海道立総合研究機構傘下の工業試験場(道工試、札幌市北区)は、道内6地域で各地の産業特性を反映させた技術研究会を立ち上げる。第1弾として、7月にも苫小牧市テクノセンターと連携し、「北海道アルミニウム利用技術研究会」を設立する。これに続き畑作が盛んな十勝・オホーツク地域では軽量・高強度の次世代農機に関する技術研究会を年度内に設立する計画だ。

 北海道は農林水産業や工業など22の試験研究機関を統合し、4月1日付で地方独立行政法人の北海道立総合研究機構を創設した。これにより、研究員の勤務体系の柔軟性が増した。例えば機構傘下の試験場の研究員が道内各地に一定期間出向き、現地企業と共同研究に取り組むことも可能になった。これを生かし、広い北海道の各地に技術研究会を立ち上げ、同試験場の研究機能を有効活用していく。

 苫小牧地域は近年、自動車関連部品工場の集積が進んでいることから、アルミ加工をテーマに選定した。北海道アルミニウム利用技術研究会は同地域の企業を中心に、10―20社でスタートする見通し。

 同試験場からは研究員ら数人が参加し、会員企業の技術レベル向上を支援する。また同研究会などでの利用を見据え、アルミ成分中のガスを測定・分析する装置を導入している。今後、残りの地域でも各地の企業などのニーズを踏まえてテーマを選定。3年以内に6地域すべてで技術研究会を設ける考えだ。


【2010年5月17日 日刊工業新聞社】