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燕会議所、金属洋食器に付加価値−デザイナー奥山氏と連携

 【新潟】新潟県の燕商工会議所は地場産品である金属洋食器の高付加価値化に取り組む。伊フェラーリ車などを手がけた世界的カーデザイナーの奥山清行氏と連携し、新たなデザインの洋食器を試作する。詳細はこれから詰めるが、今年末をめどに試作品を完成させ、2011年に国内で開かれる見本市への出展を予定している。付加価値を高めて新たな需要を開拓するとともに、燕市の地場産品の代名詞とも言える金属洋食器で、新規の取り組みをすることにより地域の活性化にもつなげたい考えだ。

 地場の洋食器メーカーが長年培ってきた技術に、デザインを融合させることで付加価値を高めて、消費者に提案していく。今後の予定としては、奥山氏に実際に燕市に来てもらい地場の洋食器メーカーを見学、洋食器のことを知ってもらう。その後、デザインを出してもらい、メーカーが作り上げていく。試作品の完成後は、本格的な販売を目指し、動いていく。

 燕商工会議所は、同市で作られる洋食器の良さを、あらためて全国に知ってもらう機会になると考えている。

 今回の取り組みは中小企業庁の「地域資源∞全国展開プロジェクト」の2010年度案件に採択されている。燕商工会議所では、08年度、09年度にも事業が採択されている。

 08年度に採択され、地域の研磨技術を用いて開発したステンレス製カップは現在まで累計4万5000個販売するなど、実績を残している。


【2010年5月14日 日刊工業新聞社】