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愛媛・西条市、モノづくり支援強化へ専門組織

 【松山】愛媛県西条市はモノづくりに対する支援体制を強化する。4月からモノづくりに特化した県内自治体初の「ものづくり支援課」を設置。中小企業の産業創出や人材育成、産学連携に加えて、農商工連携や知的財産の支援に力を入れる。

 西条市は2009年、特許庁による知財先進都市支援事業の連携先の一つに採択された。これを機に市は、地域の中小企業の経営の課題解決力を高め、基礎素材型産業から高付加価値製品を扱う産業都市への事業転換を目指した知財戦略を進める。10年度は知財関連のセミナーを毎月1回程度開催。企業に知財活動を実践する仕組みづくりを勉強してもらったり、コンサルタントを通じて新製品の開発や販路開拓、事業展開を助言したりして知財のトップリーダー企業を育成する。企業が自主的に知的財産活動に取り組む環境づくりを手がける。

 また、農商工連携では食のブランドづくりの拠点「西条市食の創造館」と連携した産地ブランドの育成や名水百選の一つである「うちぬき」の販路開拓を検討する。一方、地域産業創出では、同市の第三セクター「西条産業情報支援センター」が経済産業省の委託を受け、太陽光や工場廃熱を利用し、いちごの周年栽培や魚の陸上養殖を目指す「西条クール・アースプロジェクト」の実証実験を今夏から本格化する。


【2010年5月11日 日刊工業新聞社】