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カタシモワインフード、「大阪産」ブドウで発泡性ワイン開発

 【東大阪】カタシモワインフード(大阪府柏原市、高井利洋社長、072-971-6334)は、大阪産ブドウの普及につなげる商品作りに取り組む。代表種のデラウエアを原料に使い、飲みきりサイズ(容量250ミリリットル)の発泡性果実酒「たこシャン」を近く試作、3月中にテスト販売する。価格は400円台を想定。改良を重ね5年後には年間20万―30万本を居酒屋などに安定出荷することを目指す。

 今回の果実酒は、フランス・シャンパーニュ地方の伝統的な瓶内2次発酵製法で、半年間かけて製造。2種類の酵母菌を使ってデラウエア独特のにおいを抑え、小さな瓶でも発酵できるようにした。品質を落とさず、各種処理の効率化や材料費を極力抑えて、普及価格帯を実現する。

 近畿経済産業局などから2009年10月に地域資源活用事業計画の認定を受けたのを機に、商品化準備を進めてきた。大阪名物にするべく、果実酒の商品名「たこシャン」の商標登録も行った。栓は王冠タイプでカジュアルな商品にする。

 大阪産デラウエアは羽曳野市や柏原市の産地を中心に年間4900トン(06年)と全国3位の生産規模を誇るが、知名度が低いのが実情。また農家の高齢化で、担い手不足問題も生じている。同社は今回の商品プロジェクトを通じて、大阪のブドウ産地の維持発展も目指す。地域農家の相談に乗る形で畑の引き取りやワイン用ブドウの安定買い取りを行い、またボランティアを募集して、ブドウ栽培研修の実施などの活動もしていく。


【2010年2月10日 日刊工業新聞社】