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東京海洋大、水産物"地産都消"を後押し−ぐるなび掲載店に紹介

 東京海洋大学の産学・地域連携推進機構はぐるなびと、水産物の効能などの解説とメニュー開発を組み合わせ、飲食店情報サイト「ぐるなび」の掲載店のシェフや食品メーカーに紹介する共同セミナーを始めた。食材そのものと調理という二つの視点で産地と消費地をつなげ、飲食店などの差別化商品・メニュー開発に生かす。これは両者の共同研究の一環で、今後は農業系の大学・地域センターや、流通・加工業者を巻き込んだ活動も検討していく。

 この「地域産品・メニュー開発セミナー」は、まず自治体関係の産業支援部門や地域振興団体などの担当者が講演。産地の差別化食材の種類、成分の健康効果、歴史、旬の時期、善しあしの目利き法など、科学的・教養的な解説をする。次いで有名シェフがそれを使って開発した新メニューを紹介する。参加者はぐるなび掲載店のシェフや、ぐるなび法人会員の生産者・メーカーなど。試食や質疑応答を通して、メニュー・商品の開発やマーケティングのヒントを得る。

 すでに北陸の水産発酵食品や、環境管理でカキの味の向上させた北海道・厚岸(あっけし)町などをテーマに実施した。4月から2カ月に1度の割合で本格的に始める。

 東京海洋大は全国の海洋・水産関係の地域産物を大消費地に紹介する"地産都消"を後押ししている。しかし、ネット販売や直販以外に定常的な太いパイプを築けないのが課題だった。

 そこで、ぐるなびがウェブを通じて飲食店の情報を個人向けに発信する一方、法人会員約500社を飲食店に紹介する仕組みを持つことに注目。2009年秋に共同研究契約を結んだ。この内容を15日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで開く「水産海洋プラットフォーム・フォーラム」で紹介する。


【2010年2月9日 日刊工業新聞社】