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素顔/観光庁長官に就任した溝畑宏氏

 サッカーで地域活性化を目指し、大分県などはサッカーチームを運営する大分フットボールクラブを設立したが、当初、観客は3人だけ。そこで「一日100人に声をかけようと関係者らに呼びかけ、自ら会う人ごとにビラを配っていた」。地道な努力をいとわないことで知られるという。

 「新長官として職務を全うすることが(前の会社への)恩返しになる」と胸中を明かす。経営不振を理由に、大分フットボールクラブの社長を辞任。2009年12月5日にサポーターにあらためて辞任の意思を伝えた直後、前原誠司国土交通相から電話で観光庁長官就任の要請があった。葛藤(かっとう)もあったが「観光は魅力的な産業」と要請に応じた。

 重要課題はインバウンド(訪日外国人客)の取り込み。2年の任期内にまず「1000万人以上を達成したい」と意欲を示す。地道な努力により運営する大分トリニータは現在、2万人を集めるクラブに成長した。そのノウハウが日本の観光産業の成長に生かせるか注目される。(松沢紗枝)

【略歴】85年(昭60)東大法卒、自治省(現総務省)入省。90年大分県企画総室企画調整課主幹、00年大分フットボールクラブ取締役ゼネラルマネージャー、04年大分フットボールクラブ社長。京都府出身、49歳。1月4日就任。


【2010年1月5日 日刊工業新聞社】